ＤＰＳＤのデザゲー達

(ファミ通Ｗａｖｅ掲載作品＆あとがき)

特集で取り上げている題材とは雑誌が異なるが、現在DVDに移行した「ファミ通Wave(アスキー・アスペクト)」にも収録されたデザゲーも紹介しよう。
	○ Kool '98Ver. (1999年7月号収録・Kids!横) 　シュールな世界観が売りの作品。 　サンプルゲーム「雅」を意識したのか顔が敵キャラクターとして多数登場する作品をちらほら見かけるが、本作品はそれだけでなく白いカッターシャツ姿の男も登場する。 　上司にいびられたうっぷんをこの作品を作って晴らしているのはないかと、つい邪推してしまう(汗)
	○ DEZER・蒼光(1999年9月号収録・Kids!縦) 　全国のKids!ユーザーに叩き付けられた挑戦状とも言えるその鬼難易度は、数多くのプレイヤーを地獄に叩き落とした。 　パターンを覚えればなんとか先に進めそうに思えるが、製作者も含めて果たしてクリア者は出たのであろうか…！？
	○ HIGH SPEED SCOOTERS (1999年12月号収録・Kids!横) 　独特な絵柄が特徴の作品で、爽快感が高い。 　市販CDをBGMにするKids!の機能を使っており、該当のCDを持っていれば本作品を何倍も楽しむことができるだろう。
	○ FEATHER BOARD �W(1999年12月号収録・Kids!横) 　「サンダーフォース」を意識したと思われるタイトルロゴとは裏腹に、敵の攻撃はレーザーやホーミング弾等特殊武器のオンパレードで、かなり高難度。 　それでありながら、さりげなくツールの機能を駆使した演出のある点は見逃せない。 　何らかの機会に、過去のシリーズを見てみたかったところである。
…いかがだったあろうか。全45作品(ファミ通Wave掲載作品を含むと全49作品)。そうそうたる面々であったであろう。 　DPSDがPS2に移行しなかったら、今後もタイトルが増え続けるのが確実な勢いであっただろう。 　その勢いを証明するかのように、デザゲー掲載最終号であるD45は過去最高の4タイトルが掲載されたのである。 　それだけに、今回のデザゲー掲載終了が惜しまれる。 　しかし、気になる記述を発見した。D45の付録CD保護袋にはこのような記述がある。 　　　　「今回でPSタイトルの収録はひとまず終了。」 　そう、「ひとまず」なのである。 　現在もPS1タイトルは発売され続けており、PS1タイトルの情報発信は今後も必要であると思われるがゆえの書き方なのであろう。 　一方、PS2はブラウザ画面を介してPS1タイトルのセーブデータをメモリーカード(8MB)にバックアップでき、さらにPS2タイトルによってはポケットステーションに対応できるのである。 　これはどういうことか。 　現状ではPS2タイトルを動作しながらPS1用セーブデータの作成はできない仕様とされているが、これが何らかの理由で可能になった時、DPSDのPS1セーブデータ募集再開の可能性が生まれてくるのである。 　DPSDにデザゲーが再び掲載される日を夢見て、本特集を締めくくろうと思う。